ショートクランクの中高年、女性向きツーリング車(速さを求めない若い人も)


ゆっくり走れば疲れ難く安全なショートクランク「アツシ乗り」自転車

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ホイールは24インチ(507×1.50)、クランク長は150mmです。(150~155mmを想定)


※輪行菩薩式ショートクランク理論を参考にしています。

要するにマネですけど。今回は私が企画し大まかな設計をして柳サイクルさんにフレームを作って頂きました。

24インチにしたのは体格的な問題(身長162cm)と、24インチなら小径車のデメリットも殆どないし、輪行も大きめの袋なら後輪を外さなくても良いし、たまたまヤフオクでタイヤ付きホイールが安く手に入ったし、敢えて24インチを提案し普及させたいという意向もあるので。今のところ、タイヤやホイールの種類も乏しく入手性も悪いですが、24インチのクロスバイクもあるし、どちらかと言えば改善すると思います。

私は半世紀前の10代前半の頃に自転車趣味を始めたのですが、30数年ぶりの帰り新参。当初からランドナー等の前傾自転車はツーリングに向かないと思っていました。これに近い自転車も考えましたが、結局自転車趣味は止めてしまい、途中も少しやっては止めたこともあります。続かなかった主な理由は自分の使い方に合った自転車がなかったからだと思います。今でも無いのでこの自転車を作りました。

私は上述の経験も運動学的な素養もあるので輪行菩薩さんのブログの写真を見ただけで、ショートクランク理論はすぐに理解できました。もちろんクランクだけ短くしてもダメですが。

妻苦輪愚狂会(自転車革命家、輪行菩薩様のブログ)
http://ayuhiro1120.blog.jp/

自転車フレーム製造・販売 柳サイクル
http://yanagicycle.blog.fc2.com/


2020年ハンドメイド・バイシクル展にて
フレームを作っていただいた柳サイクルさんのブースに出品しました。こういう自転車を普及させたいし反響を知りたいというのもあり、2日間文字通りお邪魔してました。
いろいろな方とお話できて楽しかったです。皆さんありがとうございます。

自転車の名前も私の名前にしてもらいました。ちなみに私の本名は「ごむろてつや」ではなく○○アツシです。普及のためには説明や理解も必要なので、我ながら良い名前だと思います。(名は体を現す)

ア → アップライト(ライド)の姿勢、ハンドルは高く
ツ → 土踏まずペダリング、ロープロファイルのペダル
シ → ショートクランク、サドルを後退させる

ア → 安全性が高く安心感がある。
ツ → 疲れにくい(効率が良い)
シ → 視野が広くて気分が良く楽しい

ア → 足つき性がよく安心!
ツ → 通勤・通学、ツーリングに!
シ → シニアの健康作りに!

https://www.youtube.com/watch?v=emPZzJLQM5I

乗っているのは私ではありません。

理解してもらえると概ね好感をもって頂けますが、先入観や既成概念に支配されたり、因習にとらわれ理解できない人には無視されるか抵抗を示します。やはり普及には10年はかかるかな?
ロードバイクをやっている人や売っている人には既得権益(主観的なプライドや目先の利益に過ぎないでしょうけど)が脅かされると感じるのでしょう。そこまで自覚しないでしょうけど。

中高年、女性向きと思っていたのですが意外にそうでもなく、関心を持つ人は若い人が多かったです。若い頃の私がそうだったように、若い人でも前傾はキツイ、面白くない、不合理だと思う人が少なからずいると思われます。
あまり運動が得意でない人とか。高校で言えば脳筋系の運動部にはついていけず、文化部とか帰宅部に属しているような人とか。
どちらかと言えばそういうは肩身が狭いかもしれませが圧倒的に人数は多いし、運動しなければとは誰しも思うわけで、そういう人に向いている自転車ですが、今までは適した自転車がありませんでした。

柳サイクルの飯泉さんはいろいろなお客さんと接しているので、そのあたりのことも見越していたようで、多様な自転車の楽しみを提供したいという意向があるようです。

既存の自転車の問題を感じている人にも関心をもって頂けるようです。ハンドルを(フラットではなく)アップにして乗っているとか。その場合はフレームも変えないとイマイチかと思いますが。

このようなショーもやる意義はあると思うけど、今ならネットで情報も入るし、わざわざ遠くから来た人が見るほどのものでは…、とも思いましたが、わざわざこの自転車を見るのが目的で来て下さった人も何人かいました。有り難いことです。
私自身は正直、他の展示車には関心は持てないので横目で一瞥したのみ。

逆に有名ビルダーの人からは汚いものを見るような目つきで一瞥されたり。彼が幼児の頃は母親がおんぶしてロー付けしてたな。
某老舗の社長は自転車には目もくれず私の顔をマジマジと見て深々と頭を下げて行きましたが、昔オーダーした時は先代社長だし面識は全くないので、同業のビルダーか?歳くってるのに知らない顔だ??と怪訝に思ったのかな?
某お爺さんに資料を渡したら「私は真面目に走っているんだっ!」と怒られはねつけられました。後から気づきましたがロードでは有名な老舗ショップの人だったようです。
申し訳ないですが正直「勝った」と思いました。そのうち真似するかも知れませんが、なかなか理解できないと思います。

古い人は慣れや先入観もあるだろうし、女性はやっぱり見た目とかイメージかな?理解できれば受け入れられると思います。

まだ殆ど知られていないし、知った人でも理解できない人は抵抗するでしょうけど多くの人に適した自転車です。

ちょっと乗っただけでは解りにくいかもしれません。
既存の自転車とは乗り方も変えなくてはならないし、少し走ればすぐに慣れますが、既存の自転車のつもりで乗っても良さは活かせません。登山も歩幅を小さくゆっくり歩くのが基本ですが、運動能力がある人がなかなか習得できず、ペースを上げ過ぎてすぐにへばってしまうのに似ていると思います。

体力がある人でも翌日の仕事に支障をきたすのはマズいしね。でもこれなら、疲れにくい。
仕事を定年でリタイアした人が体力や技能に乏しくても、北海道一周や四国の自転車遍路などの長距離ツーリングができそうです。私もそのつもりでいるのですが、お金と時間の問題でいつになるやら。

慣れてくると良さがじわじわと分かってきますが、実際にママチャリの改造などで試しても当初はあまりピンとこなかったです。だんだんわかってきましたが。理論だけでも体験だけでも理解は難しいですね。でもこれに乗ると他の自転車には乗りたくなくなってしまいます。

マニアや業界の人は視野が狭く、頭が硬い人が多いようですね。怒りをかったとしたらゴメンナサイと謝っておきますが、先入観や既成概念と言うより因習から脱却できない。自転車のことに詳しい人も身体のことはあまり知らないし、知っていても早く走ることを前提にしか考えることが出来ません。「勝てば官軍」「速さは正義」なんでしょうけど、正義をふりかざすことほど愚かで悪質なこともないのかも知れません。

自転車は始めてもやめる人が多いし、かったるいもの、お尻が痛くなったりするものと思われるし、あまり面白くなく結局飽きてしまうし、やる前に敬遠し避けている人も多いはずです。ロードバイクのブームも去り、始める人の9割は5年以内にヤメてしまう、なんて話も聞いたことがありますが、そんなものかも知れません。前傾自転車ばかりでは潜在的な自転車ユーザーを排除してしまう。

自転車業界関係者は潜在的なユーザーを開拓するどころか、みすみす逃して縮小させていることに気がついていません。止める人が多くても新規参者もそれなりにいるし、e-バイクもありますがそんなに売れるとは思えません。
私自身は電動アシストに乗るくらいなら、カブやスクーターの方がメリットが多くて良いと思います。どちらがエコとも言い難い。

自転車関係者だけでなく医者やリハビリ関係者、運動学や人間工学の専門家も、運動学的なことはよくわかっていない人が多いです。知識があってもウソついてごまかしたり平気で矛盾したこと言ったり。
○○乗りとか、後になって否定されますが。この自転車も「アツシ乗り」称していますが、そんなセコい主観的な理論に基づいているのではありません。エビデンスが欲しければまず自分で試して下さい。これまた怒りをかいそうなのでゴメンナサイ。

昔、中学の頃にルネルスやらメルクスにも憧れてツーリング車もオーダーしたしロードにも乗ったし、鳥山新一さんの「サイクリング事典」やNCの「シクロテクニーク」、「自転車実用便覧」まで読みましたが、知りたいことがちっとも書いていないので不満でした。今から思うと、彼も運動学的な素養はなかったのだと思います。彼のように体格も良く運動能力もある人には理論の必要性はわからないのかも知れません。

こうした自転車は最初は受け入れられなくても、徐々に浸透し普及し、時間はかかっても自転車の革命になるはずで、輪行菩薩さんともそう話しています。10年やそこらはかかりそうですが、私も昔から考えていたことがようやく実現できそうで嬉しいです。

今年は輪行菩薩様が企画・開発にかかわっている新型ショートクランクの量産市販車も発売されるようです。どちらかと言えば街乗り、一般用のようですが、それでも既存品より汎用性も高くツーリングにも向いているはずです。

柳サイクルの飯泉さんも積極的にオーダーを受け付け製作する意向があるようです。
近々650Bのサンプル車も作って発表するということです。


配布資料
SC-ATSUSHI.pdf
詳しい資料も作ったのですが理論的なことは企業秘密にもかかわることなので、バイシクル展で配布した資料だけです。これだけでも自転車に関心がある人なら理解して頂けると思います。


※追伸
2020年4月号のサイクル・スポーツ誌ではハンドメイド・バイシクル展が記事になっており、「ネオツーリング車の潮流がやってきた!」と題していますが、掲載された自転車は全て旧態依然としたものと大して変わらず、ツーリングにはあまり適さない自転車ばかりで、唯一「ネオツーリング車」と言っても良いはずのこの自転車は全く無視されました。
他の反響も乏しく、ちょっとガッカリしましたが、そういうものなんですよね。
サイスポは創刊号から3年位は読者でしたが、時代の流れに取り残されないようにして頂きたいです。業界やユーザーの未来のためにも。

何でも画期的、先進的なものは理解されず、抵抗に合うのは当然です。そうではなく皆が簡単に理解できるなら、とっくの昔に誰かがやっているわけですから。
マルクスだってフロイトだって、ちっとも理解していない人から否定され無視されるばかりです。昔も今も。もちろん全てが正しいわけではないでしょうけど、思想もしくは理論としての価値は今後も失われることはありません。

私は若い頃からジジイの今も、時代の先の先を行ってる自負があります。生きているうちに後世に役立つものを残したいと思います。自転車は趣味ですが、健康に役立つものであり仕事の一環でもあります。







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この記事へのコメント

2020年03月11日 22:53
こんばんわ。
私もショートクランクにして乗っています
膝に優しくて気に入っています。
既製品フレームですが、はじめは、ランドナーをベースにしました それは、イマイチ納まりが悪かったです。次にディスクブレーキのクルーザーをベースにすると納得できるようになりました。

フロントバッグを釣る所がどんなふうになっているのか また、ボトルがどうして横に向いているのか興味深く画像を見させていただいています。

足付きの良さもありますが 運転姿勢がヤル気にさせないので、スピート超過由来の事故が減ってくれそうな期待が持てるから普及してほしいと思います。

ごむてつ
2020年03月16日 23:56
ごむてつです。書き込みありがとうございます。

フロントバッグはヘッドに付けようか、あるいは小さいリュックなら装着できるかなと思って、ダボを付けてもらったのですが、ハンドメイド・バイシクル展の時には間に合わず、フロントバッグはリクセンカウルのアダプターを使って普通の位置(ステムの先)に取り付けています。

しかしこれだと重心が高くなってしまうのと、ヘッドが寝ているためにくるりとハンドルが反転しやすいです。走っているときは安定しているしハンドリングにも特に問題はないのですが。
というわけでやはりヘッドのダボに工夫して付けようかと思います。

とりあえず上にバッグを付けると空間が開くので、思い付きでホムセンの金具を工夫してボトルケージを3つ付けましたが、これはボトルだけでなく工具類や輪行袋を付けるつもりでした。
我ながら面白いアイデアだとは思ったのですが、普通はダブルバデッドの肉薄の所にダボがあるはずなのでやらない方が良いと思います。ボトル1本でもこの部分にヒビが入るといった問題はしばしばあるようです。

この自転車の場合はラグレス用の肉厚のヘッドチューブにガッチリとダボを付けてもらったので問題はありませんが。

部品もありあわせの物で組み立てたので、今後だいぶ変えると思います。